日本都市計画学会メールニュース
日本都市計画学会メールニュース
No.1627 配信日:2013年5月13日 ==================================== ◯第18回 IBSフェローシップ募集 IBS(The Institute of Behavioral Sciences 一般財団法人計量計画研究所)は、わが国の学術研究 活動に寄与することを目的として、研究助成制度「IBSフェローシップ」を実施しています。毎年、研究 者を公募し、海外における特定テーマの研究を助成致します。関心のある方は積極的に応募してください。 なお、研究成果は公刊致します。 ◆2013年度研究テーマ: 2013年度は下記2テーマについて実施します。 @ドイツの地方都市における縮退・都市再生(リノベーション)の取り組み わが国は人口減少・高齢化を迎え、近い将来、自然減による計画的な都市の縮退が求められる。昨今の空き 地・空き家問題や、行政の厳しい財政状況等を踏まえると、早期より計画的な縮退に取り組むことが必要とな りつつある。産業構造の転換等による社会減を経験しているドイツ(特に旧東独)においては、ライプチヒや ライネフェルデ等、縮退による都市のリノベーション(生業・産業も含めた都市再生)に取り組まれており、 学ぶべき事項が多いものと考えられる。 本研究では、わが国の来るべき都市の縮退時代に備え、ドイツの地方都市における縮退・都市再生(リノベ ーション)の取り組みを、住宅・産業・中心市街地等の多様な視点から総括し、わが国の今後の都市・地域づ くりへの示唆をとりまとめる。なお、フィールドスタディをするドイツの都市については、具体的に提案して 頂き、決定する。 A英国(イングランド)における道路維持管理の実態と特徴〜品質管理・資金調達・契約を中心に〜 英国(イングランド)においては、2010 年5 月の総選挙で、13 年ぶりに労働党から保守党・自民党連立政権 へ政権交代があり、道路分野において道路庁の予算が減らされたのを始め、交通省の新たな業務計画の公表や、 個別の道路計画の延期を含めた見直しなど、さまざまな政策の変化が進行しつつある。一方で、道路維持管理に 関しては、5 年間を基本とした契約で民間会社への外注等を実施し、数年をかけてより品質管理に重点を置いた 契約へと順次変更されている。また、道路の大規模改築とその後の長期の維持管理及び必要な資金調達を合わせ て契約するなどPFI/PPP等を活用した道路インフラの維持管理を行いつつある。 本研究では、英国における道路維持管理の実態と特徴を品質管理・資金調達・契約の視点から調査するととも に、今後の我が国における道路維持管理への示唆をとりまとめる。 ◆助成対象研究者:研究方針等を審査の上、2つのテーマそれぞれに委嘱。 ◆助成金額および期間:2つのテーマそれぞれ2年間で150万円。 ◆応募要領 ・資 格:学歴職歴は不問。原則として、海外生活経験者。 ・応募方法:IBSホームページ(http://www.ibs.or.jp/)上で実施要領および応募要領を確認の上、以下の 必要事項(A4版用紙1枚分、書式自由)と「個人情報に関する同意書」を郵送又はE-mailにて 送付して下さい。 ※受取確認のご連絡をさせて頂きます。連絡がない場合は、お手数ですが下記申込み先担当者まで ご連絡をお願いします。 1. 姓名 2. 性別 3. 生年月日 4. 連絡先(住所、TEL、FAX、E-mail) 5. 学歴(最終学歴を記述) 6. 職歴 7. 研究歴(著書、発表論文ならびに主宰・協力または参加した諸活動を念頭にして記述) 8. 海外生活体験(具体的に記述) 9. 研究方針(テーマを選択の上、具体的に研究内容、研究方法、スケジュール等を記述) ・締め切り:2013年7月1日(月)必着。 ・発 表:2013年7月中旬、本人宛通知(応募の秘密厳守)。 ・採択された方は、2013年8月26日(月)開催のフェローシップ発表会において、研究方針の発表をお願いします。 ※「個人情報に関する同意書」はIBSホームページ(http://www.ibs.or.jp/)からダウンロードして下さい。 E-mailにて応募される場合は、電子ファイルにパスワードをかけて送信して下さい。 IBS 一般財団法人 計量計画研究所 IBSフェローシップ運営委員会 黒 川 洸 〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町2−9 TEL: 03-3268-9911 FAX: 03-3268-9919 問合せ・申込み先:総務部総務課 谷貝(やがい)・佐伯 <電子メールでのご応募> E-mail: fellowship@ibs.or.jp *IBSおよびIBSフェローシップについての詳しい情報をIBSホームページ(http://www.ibs.or.jp/)に掲載しております。 |