日本都市計画学会メールニュース
日本都市計画学会メールニュース
No.1655 配信日:2013年6月10日
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  ★第10回 (NPO)日本都市計画家協会連続セミナーのお知らせ★
  『人口減少時代の都市・地域の公共交通政策』
  −今後の公共交通政策に何が求められているのか−
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 人口減少時代にあって過疎化や都市の縮退が全国的に進む中で、特に地方
においては、商店街の衰退等により生活基盤が失われつつあるとともに、鉄
道やバス路線の廃線が進むなど、高齢者等の住民が地域で継続居住すること
がますます困難な状況になりつつあります。
 一方で、既存の路面電車システムや廃線跡の軌道敷を利用したBRT等の
新交通システム、地域住民の相互扶助によるコミュニティバスの運行など、
地域密着型の新たな公共交通サービスの取組みが進みつつあります。今回は、
この道の第一線の講師陣が、人口減少時代の都市・地域のおける公共交通サー
ビスの実態や新たな取組み、今後の課題について論じます。

★第9シリーズ:「人口減少時代の都市・地域の公共交通政策」

○第1回:今後の公共交通政策のあり方と国内外における多様な取組み
 講師:中村文彦(横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院 教授)
 日時:2013年7月9日(火) 19:00-21:00 
  都市交通計画の第一人者である講師が、我が国の今後の公共交通政策の
  あり方について、持続可能性や都市経営面から見た我が国の公共交通政
  策の現状やクリチバをはじめとする海外の様々な事例を交えて論じます。

○第2回:人口減少地域における住民によるモビリティ確保の試みと課題
 講師:吉田樹(福島大学 経済経営学類 准教授)
 日時:2013年7月17日(水) 19:00-21:00
  過疎地域や大都市郊外地域などの人口減少地域における公共交通の現状
  と、自治体・交通事業者による公共交通の維持・改善の取組みや地域住
  民等の相互扶助によるモビリティ確保の試みなどについて、地域交通の
  現場を知る講師が公共交通サービスの将来像や課題を含めて解説します。

○第3回:富山市のコンパクトシティ政策における公共交通再編の効果と課題
 講師:神田昌幸(富山市 副市長、京都大学大学院非常勤講師)
 日時:2013年7月24日(水) 19:00-21:00
  コンパクトシティに向けた取組みのトップランナーである富山市の副市
  長として、「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」に都市経営
  的観点をもって総合的に取り組んできた立場から、LRTネットワークの形
  成、おでかけ定期券の実践などハード・ソフト両面にわたる施策展開と
  その効果、持続的な公共交通に関する課題等について解説します。

■受 講 料:
(全3回分)事前振り込み:5000(会員4000)円、当日支払:6000(会員5000)円
■場  所:3回とも日本都市計画家協会事務局会議室にて
■定  員:25名(事前振込み先着順とさせていただきます)
■申込方法:お名前、ご所属、ご連絡先をFAX、Eメールいずれかにて
      ご連絡下さい。
■問合せ・申込先:(NPO)日本都市計画家協会
        〒105-0002 東京都港区愛宕 1-1-9 愛宕チャンピオンビル4F
        FAX 03-5401-3389
        E-MAIL info@jsurp.net  http://jsurp.net/