日本都市計画学会メールニュース
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No.1666 配信日:2013年6月20日 ==================================== 筑波大学・まちづくりシンポジウム 「公務員宿舎のこれまで、これから 〜宿舎一斉廃止を考える〜」 筑波研究学園都市の建設が閣議了解されて今年で50年目になります。 「陸の孤島」といわれた筑波研究学園都市には約7700戸の公務員宿舎が 建設され、移転生活を支えてきました。建設から約40年間に宿舎地区では 緑豊かな都市景観やユニークな教育環境が育まれ、つくばのアイデンティ ティ形成に寄与してきましたが、近年、建物老朽化や空室増加が進み、 6年をかけて約2000戸の宿舎を順次廃止し、まちが更新されつつあります。 このような中、昨年11月末に財務省は全国の公務員宿舎の削減計画を 発表し、つくば市内では追加で約2500戸の宿舎が2年以内に廃止される ことになり、大きな影響を及ぼすと予想されます。 そこで、筑波大学システム情報系社会工学域都市計画分野では、 廃止対象を含む現存宿舎約5000戸の居住者アンケート調査を含む 調査研究を実施しました。この調査報告とこれからのつくばの まちづくりを考えるシンポジウムを開催します。ぜひご参加ください。 ■筑波大学・まちづくりシンポジウム 日時:2013年7月6日(土)13時-16時半(12時半開場) 会場:つくば国際会議場(つくば市竹園2-20-3 ) 中ホール300 http://www.epochal.or.jp/access/index.html ※車でご来場の際は近隣有料駐車場をご利用ください。 参加費:無料(申し込み不要) 問い合わせ先: 筑波大学システム情報系・山本幸子 sachiko@sk.tsukuba.ac.jp ■プログラム 13:00-13:20 挨拶・趣旨説明 13:20-14:25 大学院生による調査報告 ・宿舎廃止による空間変化に関する分析 ・宿舎地区の住環境評価と防犯対策に関する分析 ・人口動向・施設需要・不動産市場への影響に関する分析 14:25-14:45 休憩 14:45-16:20 パネルディスカッション「公務員宿舎のこれまで、これから」 16:20-16:30 まとめとお礼 ■パネリスト ・蓑原計画事務所所長・蓑原敬氏 公的教育研究施設しか考えなかった計画を、円満な 科学都市整備に切り替える第二段階の計画と科学万博の 計画に関与した経験を省みて・・・成熟社会の都市計画を 考える立場から ・日本開発構想研究所理事・小畑晴治氏 地域再生と防犯性を意識したまちづくりの立場から ・リビタ常務取締役・内山博文氏 地域資源の継承・活用を考える民間事業者の立場から ・筑波大学システム情報系教授・谷口守氏 持続可能な都市計画を考える立場から ・コーディネーター:筑波大学システム情報系准教授・藤井さやか ■調査主体 ・平成25年度科学研究費基盤研究(A)「老朽化する都市インフラ の選択集中整備に関する理論・実証研究」(研究代表者大澤義明) ・筑波大学システム情報工学研究科社会システム工学専攻 (大学院修士課程)開講「都市空間のフィールドワーク演習」 ・ 筑波大学 社会貢献プロジェクト/エコシティ推進経費事業 |