日本都市計画学会メールニュース
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No.1671 配信日:2013年6月27日
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第16回 東京大学 空間情報科学研究センターシンポジウム(CSISシンポジウム)のお知らせ

東京大学空間情報科学研究センターでは,毎年,空間情報科学に関する最新のトピックを取り上げたシンポジウムを開催しています.本年度は「空間社会経済的な視点からの震災と復興」をテーマとし,下記の内容にて開催することとなりました.
皆様のご参加を賜れますと幸いです.

■テーマ:空間社会経済的な視点からの震災と復興
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/japanese/research_activities/symposium/2013/

■日時:平成25年7月29日(月)13:00-17:50(18:00より、懇談会を予定)

■場所:東京大学 生産技術研究所 An棟 2F コンベンションホール
(住所:東京都目黒区駒場4-6-1)
(最寄り駅:駒場東大前駅/井の頭線、東北沢駅/小田急線、代々木上原駅/千代田線)
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html(駒場第IIキャンパスへのアクセス)
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html(キャンパス内配置図)

■主催:東京大学 空間情報科学研究センター(CSIS)
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/

■公開形式・参加費:一般公開・無料(申し込み不要)
※ただし、懇談会への参加費は、飲料費として1000円を頂戴いたします。

■定員:250名

■シンポジウムの概要:
阪神・淡路大震災や東日本大震災が甚大な人的・物的被害をもたらしたことは記憶に新しい。地震は避けることのできない災害であり,今後首都圏で大地震が発生する可能性についても,様々な機関が試算を発表している。したがって,次にくる大地震に備え,震災の被害を最小限にするための対策や,震災が起きてしまった後の迅速な復興のあり方について,様々な角度から議論することが重要である。
2013年のCSISシンポジウムでは,主に経済学や工学などの専門家の方々にご登壇いただき,特に社会経済的な視点に重点を置いて,震災と復興の問題を考えていく。具体的なトピックは,震災にそなえた土地利用,サプライチェーン,物流,交通のあり方,過去の震災被害に関するデータの防災対策への活用方法,土地や建物の震災リスクを適切に反映させる不動産評価のあり方などである。

■プログラム:
 (敬称略)
司会
高橋孝明(東京大学空間情報科学研究センター)
13:00-13:10 開会挨拶
浅見泰司(東京大学空間情報科学研究センター)
1.震災とサプライチェーン,物流,公共交通,土地利用
 13:10-13:40 震災とサプライチェーンの寸断・復旧,および企業移転
 中島賢太郎(東北大学大学院経済学研究科 准教授)
 13:40-14:10 施設配置モデルによる三陸沿岸における水産加工・流通施設の最適配置
 渡部大輔(東京海洋大学海洋工学部 准教授)
 14:10-14:40 震災復興まちづくりと地域モビリティ 〜岩手,福島の事例を中心に〜
 吉田 樹(福島大学経済経営学類 准教授)
 14:40-15:10 東日本震災被災地の土地利用変遷
 茅根 創(東京大学大学院理学系研究科 教授)・栗栖晋二(東京大学大学院理学系研究科)
15:10-15:30(休憩)
2.復興支援調査アーカイブ
 15:30-16:00 東日本大震災津波被災市街地復興支援調査アーカイブ
 西沢 明(東京大学空間情報科学研究センター 特任教授)
3.震災リスクと不動産評価
 16:00-16:30 地震発生リスクと住宅価格:家計パネル調査による分析
 隅田和人(東洋大学経済学部 准教授)
 16:30-17:00 プロスペクト理論からみる地震リスク回避行動
 山鹿久木(関西学院大学経済学部 教授)
 17:00-17:30 【タイトル未定】
 目黒公郎(東京大学生産技術研究所 教授)
17:30-17:40 閉会挨拶
小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)
18:00-20:00 懇談会 (1階のイタリア料理のレストラン "capo pellicano" )

以上