日本都市計画学会メールニュース
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No.1693 配信日:2013年7月18日 ==================================== 2013年学芸セミナー 『実証・仮設住宅〜東日本大震災の現場から』 講師:大水敏弘さん 元岩手県建築住宅課総括課長として仮設住宅建設を陣頭指揮。 現在、大槌町副町長 震災直後には「仮設住宅を早く!」の大合唱が起こります。それに応えて行 政やメーカー、建設の現場では必死の努力がなされ、今回も被災後9ヶ月で供 給が終わり避難所はほぼ解消されました。 もっと早く!、もっと良いものを!といった様々な批判を受けがちですし、 追加工事が多発したことなど反省点も多々あるそうですが、次の震災への備え に活かすためには、実態をまず知る必要があると考えます。 そこで今回は、岩手県の行政現場で陣頭指揮し、このほど『実証・仮設住宅』 をまとめられた大水さんに、混乱の中で行われた建設の真実、直面した様々な 課題、そして今後の震災への教訓を語って頂きます。 またコーディネーターには仮設市街地づくりを提唱し、被災地支援や研究活 動に取り組んでいる復興まちづくり研究所の森反章夫さんをお迎えし、会場の 皆さまとともに議論を深めたいと思います。 奮ってご参加ください。 <概 要> 日時:2013年8月9日(金曜日)18:30開場、19:00〜21:00 会費:1000円、定員50名(先着順) 場所:東京文京区シビックホール会議室1(3階) 共催:(株)学芸出版社、NPO復興まちづくり研究所 詳細&申込 http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1308kase/index.htm <具体的話題> ・用地不足の実態とは? ・なぜ大部分の仮設住宅を全国メーカーがつくるのか? ・地元工務店の仮設住宅のメリットは? ・「お盆の頃までに入居」の真実とは? ・民間住宅借上げのメリット・デメリットは? ・被災者に配慮した仮設住宅づくりとは? ・なぜ追加工事が必要になったか? ・今後起こりうる巨大地震に必要な備えとは? 大水敏弘さん略歴 1970年生まれ。大槌町副町長。技術士(建設部門(都市及び地方計画))。 1993年東京大学工学部建築学科卒業後、建設省(現国土交通省)入省。東日本 大震災時には、岩手県庁に勤務しており、以降1年間、災害対応の最前線で仮 設住宅建設等の業務に当たる。平成24年度の1年間は国土交通省本省で復興事 業の担当官となり、平成25年4月から現職 著書に『実証・仮設住宅』(2013年8月31日発売予定)がある |