日本都市計画学会メールニュース
日本都市計画学会メールニュース
No.1725 配信日:2013年8月22日
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「都市空間のつくり方研究会」では、これまでの手法にとどまらない魅力的な都市空間のつくられ方について、
多様な主体の連携や協働、そこに携わる実践者たちの思いや葛藤などを探る、若手の実務者、研究者、
学生らによるグループワークを通じて、産・学・官・市民等の交流のプラットフォームの形成を目指しています。

対話でつなぐ連続座論「都市空間のレシピ」では、毎回ひとつの空間を対象に、そこに携わった方々をゲスト
にお招きし、その空間をつくる上での工夫や魅力について探っていきます。
シリーズ第1回となる今回は、KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)を取り上げて、以下の通り開催
いたしますので、ぜひご参加ください。
なお、第2回は浮庭橋(大阪市)、第3回はなぎさのテラス(大津市)を対象に10月以降順次開催の予定です。


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対話でつなぐ連続座論
「都市空間のレシピ」#1 KIITO:都市の記憶、場のデザイン
−未完を楽しむ港町のリノベーション−
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神戸港の重要な拠点の1つであった生糸検査場が改修され、昨年オープンしたKIITO(デザイン・クリエイティブ
センター神戸)。かつての趣を残しながらも、デザインをテーマとした多様なアクティビティが生まれています。
都市空間のレシピ#1では、異なる立場からKIITOに関わられている永田宏和氏・本田亙氏・高濱史子氏を
ゲストにお招きし、KIITOの空間的魅力や今後の可能性を探っていきます。

■日時:2013年9月28日(土)14:00〜17:00
 ※13:00〜KIITO内覧会、17:30〜懇親会

■会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)ギャラリーC
 (〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4 地図:http://kiito.jp/access/)

■参加費:学生500円、一般1,000円 

■定員:50名(申し込み先着順)
※所属、氏名を明記の上、下記アドレスにメールにてお申し込みください
 toshitsuku@gmail.com

■プログラム
・13:00〜13:30 KIITOの内覧会
・13:30〜14:00 受付
・14:00〜14:05 趣旨説明:大阪府立大学 武田重昭
・14:05〜14:30 KIITOの概要説明:パシフィックコンサルタンツ株式会社 井爪康夫、昭和株式会社 白石将生
・14:30〜15:30 ゲストによる話題提供:永田宏和氏、本田亙氏、高濱史子氏
・15:40〜16:50 クロストーク:ゲスト3名+大阪大学/人と防災未来センター 石原凌河、神戸大学 栗山尚子、関西学院大学 垣尾俊彰
・16:50〜17:00 まとめ:兵庫県立大学 山崎義人
・17:30〜 懇親会 (別途会費制)

■ゲストプロフィール
・永田宏和氏(デザイン・クリエイティブセンター神戸 副センター長)
1968年兵庫県生まれ。企画・プロデューサー。1993年大阪大学大学院修了後、大手建設会社勤務を経て、
2001年「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年「NPO法人プラス・アーツ」設立。2012年8月よりデザイン・
クリエイティブセンター神戸(KIITO)の副センター長を務める。主な企画・プロデュースの仕事に、
「水都大阪2009・水辺の文化座」、「イザ!カエルキャラバン!」(2005〜)、「地震EXPO」(2006)、
KIITOオープニングイベント「ちびっこうべ」(2012)などがある。

・本田亙氏(神戸市企画調整局デザイン都市推進室)
1974年生まれ。1999年神戸大学大学院自然科学研究科修了。建築設計事務所等を経て、2001年4月神戸市入庁。
以後、再開発事業、密集市街地の住環境改善のまちづくりを担当。2009年よりデザイン都市推進室に配属。
以後、KIITOの改修整備を担当。共著書に「地域を変えるデザイン」。

・高濱史子氏(+ft+/高濱史子建築設計事務所)
+ft+/高濱史子建築設計事務所を主宰。1979年神戸市生まれ。2003年京都大学建築学科卒業。
東京大学大学院建築学専攻に進学、スイス連邦工科大学[ETHZ]留学、2007年同大学院修士課程修了。
ヘルツォーク&ド・ムーロンに5年間勤務後、2012年帰国、独立。KIITOには開館時より入居し、オープニング
イベント「ちびっこうべ」では子供たちと夢ショップを制作した。著書に『海外で建築を仕事にする』(共著、学芸出版社)。