日本都市計画学会メールニュース
日本都市計画学会メールニュース
No.1730 配信日:2013年9月2日
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■2013年度第6回都市環境デザインセミナーご案内
幸せな公園づくりと住民参画
    〜有馬富士公園のパークマネジメントを中心に
    9.18/大阪/藤本真里

日時:2013年9月18日(水)
   6時15分開場  6時30分開演  8時30分頃まで
場所:キャンパスポート大阪ルームE
費用:都市環境デザイン会議会員500円/会員外1000円/学生500円
  定員50名/申し込み先着順
主催:都市環境デザイン会議関西ブロック
詳細&申込
http://www.gakugei-pub.jp/judi/semina/s1309/index.htm

<趣旨>
 成熟社会を迎え、公物としての公園を管理することから、公園をどう利用す
るかというマネジメントの時代になりました。各地でその取り組みが行われて
いますが、兵庫県立有馬富士公園の住民参画型の公園運営はなかでも優れた成
果をあげている公園です。
 ここでは2001年の開園当初から夢プログラムという住民グループによる自主
企画・実施イベントのしくみを運用しています。それを、住民、専門家、行政
関係者でつくる協議会がサポートしています。
 本セミナーでは開園当初からコーディネーター的役割を担ってきた藤本真里
さんに、具体的なプログラムと、それがどんなしかけで動いているかを紹介し
たいただき、公園の新たな可能性について共に考えたいと思います。
 住民が公の空間で自らの技・サービスで人々を楽しませて、喜びを味わう経
験は貴重です。また、住民の主体性を尊重する経験は、関係者にとっても貴重
な学習の契機になります。「子供の笑顔がうれしい!」と感動することで、住
民がゲストからホストに変身し、「住民のパワーはすごい」と感動することで
行政は支援に自信を持つことになります。
 藤本氏は兵庫県立人と自然の博物館の研究員で、「有馬富士公園のパークマ
ネジメント」に関する一連の論文で造園学会賞を受賞されました。「幸せな公
園づくり」の秘訣を聞いていただければ幸いです。
                  セミナー委員長 鳴海 邦碩

<藤本真里さん略歴>
 兵庫県立大学自然・環境科学研究所環境計画研究部門講師。兵庫県立人と自
然の博物館自然・環境マネジメント研究部研究員兼職。
 昭和36年兵庫県生まれ、昭和60年大阪市立大学生活科学部住居学科卒、財団
法人生活環境問題研究所を経て、平成4年12月より兵庫県立人と自然の博物館
研究員、平成11年4月より助教、平成24年より現職。同年、博士号(大阪大学
大学院)取得。住民主体行政支援型まちづくりのしくみについて研究をすすめ
ながら、県立有馬富士公園運営支援等、さまざまな形で博物館としてまちづく
り支援活動を行っている。平成24年度日本造園学会賞受賞。有馬富士公園につ
いては、緑のコミュニティデザイン」「パークマネジメント」に寄稿。