日本都市計画学会メールニュース
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No.1756 配信日:2013年9月25日
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黒石市「こみせ」再生提案競技

以下の情報は、概要及び抜粋です。
詳細は、下記URL及び応募要領をご覧ください。
■コンペ詳細
http://www.city.kuroishi.aomori.jp/Citizen_Info/Cit_Komise_Saisei.html

1.黒石市「こみせ」について
青森県黒石市の町並みを特徴づけている要素は、市街地の「こみせ」といえます。「こみせ」は、
明暦2年(1656 年)に黒石初代領主津軽信英が町割をしたときに造られたと伝えられています。市
の中心市街地に位置する中町は、当時からの空間構成が強く継承されており、平成17年には重要
伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建地区)に選定されました。(抜粋)

2.趣 旨
中町の重伝建地区では、これまでも土蔵の修理事業などを通し、伝統的建造物の保全につとめて
きました。また、地区の特定建造物である旧松の湯(黒石市所有)は、今年度より再生修理工事が
始まり、通りの無電柱化事業も計画されるなど、さらに景観の整備に力を入れているところです。
そのような中、最も重要な要素である現存する「こみせ」の保全と、失われた「こみせ」の再生
が検討課題となっています。
「こみせ」の保全修理においては、「こみせ」空間を活用した収益利用方法の工夫(限られた空
間での物販利用、イベント空間利用、公告掲示利用など)や、伝統的「こみせ」の維持管理、伝統
工法の技術や知識の共有に関するアイデアを求めています。維持管理においては、公共が拠出する
ファンド等も考えられますが、本市のような小さな自治体では、継続が困難ですので、民間主体に
よる持続するシステムのアイデアを求めています。
また、「こみせ」が失われた部分の多くは、現代建築による店舗や住居が建てられるか、あるい
は駐車場等の空地となっています。その再生の在り方として、周辺の建築物や駐車場と調和した空
間的な工夫や維持管理、収益利用の工夫など様々なアイデアを求めています。
ついては広くアイデアを募るため本提案競技を実施します。

3.主催者
青森県黒石市

4.応募部門
A.保全修理部門:現存する「こみせ」による歴史的町並みのストリートマネジメント
B.再生部門:失われた「こみせ」の再生によるストリートマネジメント

対象地区
黒石市中町伝統的建造物群保存地区およびその周辺(前町・横町)

5.日程
応募登録申込受付
平成25年9月17日(火)〜10月11日(金)

応募作品受付
平成25年11月11日(月)〜11月18日(月)

6.応募資格
   (1) 資格は問いません。
   (2)【B.再生部門】の優秀作品応募者には、基本計画業務を委託予定(10-B(2)参照。P.6)で
すが、本提案競技において、業務の実施は必要条件ではありません。また、審査の対象事項で
もありません(どなたでも応募できます)。

7.手続き等
(1) 事務局
黒石市建設部建設課都市計画係
〒036-0396 青森県黒石市大字市ノ町11 番地1 号
TEL:0172-52-2111 FAX:0172-52-6191
E-mail: toshikeikaku@city.kuroishi.aomori.jp

(2) 本要項、様式および資料
黒石市ホームページ(以下のURL)よりダウンロードできます。事務局はインターネットに起
因するトラブルに関して一切の責任を負いません
http://www.city.kuroishi.aomori.jp/Citizen_Info/Cit_Komise_Saisei.html